みなさん、どうもこんにちは。
たま太郎です。
私は脳血管専門病院で理学療法士をしております。
超急性期やわずかながら療養病床もあるため
人の死と遠くはない場所で日々過ごしています。
今回ご紹介する本は
イェール大学の人気講師
「死とは何か」
という本です
この本は
哲学の本であり
人が死んだあと魂は生き続ける
ということを全否定しています。
この本は「魂があるか、ないか」とかそういうことを結論づけている本ではありません
色々な価値観や考え方をもっていてもいい
ただ、
遅かれ早かれ人は死ぬんだから死について向き合って考えてみるきっかけになってくれればという
ことから出発しています。
私は死後の世界とか魂とかには全く関心がなく、宗教的な観点から言えば、
魂はあると言えるんじゃないかな?
思っていましたが
「宗教的なことには頼った考察はしない」
と
最初に鋭く話をしてくれます。
まずは、
- 人が生きていること
- 人が死んでいること
この2点を定義付けしています
なんか、色々定義付けとかいうと
難しそうだなと思うかもしれませんが、
読みやすく、哲学の本の入門書としても読めると書いてありますので、ご安心ください。
とは言っても
読書の習慣がない人には難しいかなと思います
だって
普通の本の5冊分くらいのページ数になります
さてさて、それでは、本の説明に入りますね
まず
生きている、死んでいるを議論する前に
「人間は何からできているか?」
という事が重要ですね。
それが定義されていないと何を持って
生きている、死んでいるか
わかりませんね。
死んだあと、魂は生き続ける
というひとつの可能性を否定するために莫大な時間と労力をかけて、お話は展開されます。
さて、
「人間は何からできているか?」
ですよね。
それについては、2つの主義があります
二元論
人間には、身体と魂がある。魂は物理的なものじゃないが、身体に命令を出して動かしているのは魂だ。感動したり、人を愛したりそういうことが、できるのは身体と魂があるからだ
物理主義
人間は物質からできています。分子レベルまで分解してみれば人間はどんな構成要素からできているかわかります。魂はどこにあるんですか?身体を輪切りにして出てくるんですか? でてきませんよね? 人間は死んだら、身体は動かなくなりますよね?身体と魂の両方で生きていると定義するなら、身体が無くなったら魂はどこにいくんですか?定義付けできますか?
こんな感じでお話が続いていきます。
めちゃくちゃ長い本なのでなかなか、きれいにまとまるかわかりませんが、みなさんにも、
この本の面白さを知ってもらえたらなと思います!
皆さんも死について考えてみるのはいかがでしょうか??
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