眠いからだな
皆さんこんばんは。たま太郎です。理学療法士をしている10年目の管理職です。
職場は脳血管障害専門病院で超急性期、急性期、回復期から在宅まで幅広い機能があります。
私の趣味は将棋を指すこと(アマチュア三段)
読書をすること(月に最低でも10冊)
今まで2000冊以上の本を読んできました。
理学療法士の皆さんに臨床場面や患者様とのコミュニケーションなど様々な場面で有益な『本』を紹介させていただいております。
一般の方や学生の方でもわかりやすい内容になっています。ぜひご覧ください。
皆さんにいい本との出会いがありますように。。
今回紹介する本は
『すぐやる!「行動力」を高める“科学的な”方法』
著者:菅原洋平
著者は作業療法士です。病院でリハビリ業務に従事したのち会社を立ち上げており、多数の著書を出しています。
この本は、色々な工夫をしたり、コツをつかむことで、脳をすぐやるモードに切り替えて、日々の業務や学生であれば宿題など、どんどん片付けていこう、、といった内容になっています。
以下、すぐやるモードにするためのコツをいくつか抜粋したものと、私なりに実践していることも交えて紹介します。
- できないことの言い訳をしない
- できない理由を探さない
- すぐできることからやる
- できたことを部下と共有する
- 途中経過を褒める
1. できないことの言い訳をしない・・・
できないことに対して、部下の責任にしたり、患者さんの責任にしないことです。
自分自身の失敗や間違いはすぐに認めて改善すると次に繋がりますね。
相手が誰であっても同様の対応をとれるように心がけることで、自分に嘘をつかないってことができるようになりますね。
失敗をしたことを素直に認めることで、周囲との関係性も改善していきます。失敗したことって言いたがらないじゃないですか。
逆に失敗したことを人に言うことですごく仲良くなれるんです
なんでもかんでも人の責任にしている人は全く責任感が培われないのは言うまでもありませんね。
2. できない理由を探さない・・・
できない理由を探してしまう人も多いですね。
『~だからしょうがないです』
『~だから無理です』
『~だからできません』
などいう人が多いんじゃないでしょうか??
問題点としては、できないことに目を向けているということがありますね。
『できることに目を向ける』という視点が欠けているんじゃないかなと思います。
もちろん
時としてできないことに目を向けるのは大切ですが、それであれば『~になればできる』など前向きな検討が必要なんじゃないでしょうか!
3.すぐにできる小さいことからひとつずつ行っていく・・・
できないことをやろうとしているセラピストが多いんですよね。
たとえば
「〜って手技やります!」
「認知症の方に理解してもらいます!」
とか
できない技術、できない手技、できない介助がそれに該当しますね。
もちろん
できないことを出来るようにしていくことも重要ですね。
でもそれ以上に
今すぐできることを積極的に行っていくことも同様に重要なことじゃないかなって思います。
自尊心を高めよう!
すぐできること
- あいさつ
- 書類のミスチェック
- 報告、連絡、相談
- 情報共有
- 簡単な介助や訓練
みなさんは、自分が思っているよりも
たくさんのことができるはずなんです。
なのに
どうしても難しい手技や苦手なことを自分で無理して行ってしまう傾向が強いですね。
それこそ、真面目な人ほど
そうならないためには
『相談する』
簡単なことですが相手との信頼関係によって話しにくい経験をした人も多いんじゃないでしょうか。
でもでも、
目の前の小さい課題をひとつずつ達成していき、それが積み重なって大きな成長になると私は思っています
4.できたことを部下と共有する・・・
自己肯定感が低く自分を卑下する子たまにいるんです。
そういう子は
できたことでもわかっていないことがあるんですよね。
それを上の人が一緒になって共有していくことが大切じゃないかなと思います。
『~ができるようになっているね』
『以前より良くなっているね!』
など積極的に情報共有していくことが関係性としては望ましいのかなとおもいます。
部下としてはできなかったときは報告にすぐに来るんですが、できたことは当たり前だと思っているため、報告に来ないんですよね。
私としては、
「〜ができました〜!!」
って来てくれれば
「お!!やるじゃん!よしよし」
と積極的に褒めていきたいと思っています。
あんまり来てくれないんですけどね!
管理職側は、十分にみていることと、できたことを一緒に共有することが大切ですね。
いい関係を作っていきたいなーって思います!!
あとあと、
大切なことなんですが小さな変化を積極的に見逃さず共有するって言うのも大切ですね。
「前髪切った?!」
「髪色染めた?!いいね!」
今はセクハラになります
積極的になれない部下に対しては特に自分から声をかける。
そんな関係性を作っていきたいですね。
5.ゴールまでの途中経過をほめる・・・
『途中経過をほめることができないのは部下をみていないから。結果なんて見てなくてもほめることができる』
といわれたことがあるんです。
それを係長の昇格試験の際に本部の人から言われたんですよね。
どうしても管理職だと、残業時間、臨床のコスト、その他の取得業務、患者関連業務に目が行ってしまい、評価のしやすい数値化しやすい目標に目を向けてしまうんですが、それでは十分な管理が行き届いている環境とは言えないみたいなんです
新人が単位を取得することができたら、一緒に褒めて共有することがとっても
それは、それはとっても
大切なんだそうです。
すぐにやらないで仕事がうまくいかない人は情報共有やできることをしていない人が多いんだそうです。
仕事がゆっくりであったり、すぐにやらず、期限ぎりぎりになってしまう人がいるのであれば、まず、自分の中で目の前のことをひとつずつ片づけるということを忘れずに行ってもらいたいなぁと思います。
みんな真剣にやってるし、それぞれ問題点は違うけど、
砂時計も一回に一定の砂しか下に落とすことができない。
仕事も同時には一つの仕事しか行うことができない。
ひとつひとつこつこつと進めていくことが一番の近道で、すぐに少しでも構わないので取り掛かるということが
スタートになる。
その他にもすぐやるモードにするためのコツがかかれています。医療現場にいる方の本なので、医療従事者の方は取り入れやすいかと思います。
ぜひ読んでみてくださいね。
たま太郎のまとめ
- できないことの言い訳をしない
- できない理由を探さない
- すぐできることからやる
- できたことを部下と共有する
- 途中経過を褒める