皆さんこんばんは。たま太郎です。理学療法士をしている10年目の管理職です。
職場は脳血管障害専門病院で超急性期、急性期、回復期から在宅まで幅広い機能があります。
私の趣味は将棋を指すこと(アマチュア三段)
読書をすること(月に最低でも10冊)今まで2000冊以上の本を読んできました。
理学療法士の皆さんに臨床場面や患者様とのコミュニケーションなど様々な場面で有益な『本』を紹介させていただいております。
一般の方や学生の方でもわかりやすい内容になっています。ぜひご覧ください。
皆さんにいい本との出会いがありますように。
皆さんは日常生活の中で『死』を意識することってありますか??
例えば、今日死んでしまうかもしれません。
あと、一時間で死ぬとしたら後悔なく死ぬことができますか??
あなたの大切な人や守りたい人はどうなると思いますか??
毎日世界では病死、交通事故を含む急死、など様々なことが起こっています。
世界では今新型コロナウイルスが広がっていて
世界中の感染者数は日本の人口と同じくらいで1.1億人
その中で死者数は240万人
新潟の人口と同じくらいです
新型コロナウイルスが広がってなかったとしても一日に死ぬ世界の人間は15万人です
多いか少ないかは人それぞれの感覚かもしれませんが、それだけ『死』が現実として起こっているということもぜひ一つ今日は覚えてもらえればと思います。
さて、本日紹介したい本は
『君と会えたから・・・・・』著者:喜多川泰
表紙には
『もし「明日」が無限にあるわけではないとしても今と同じように生きますか?』
と書いてあります。
主人公は17歳の普通にいる高校生、将来やりたいこともなく無気力。
家が今でいう雑貨や書籍などを扱うお店をやっていて、夏休み中にそれを手伝い、その中である少女と出会います。
主人公はその少女からいろいろなことを教わっていきます。
そこから学ぶことが彼の人生に大きな意味を与えていきます。
とは言っても
難しいことはなく
将来どうなりたいかを60個書く
それの達成方法を60個書く
その中で今日から実行できそうなものを実行する
など、まあ読み進めていけばなるほどなあっと思うような内容になっています。
特に私が心に残っているお話を一つ紹介しましょう
物にはなんでも値段がありますよね。なんで値段があるんでしょうか
と少女が言います
主人公は金銭を払うためともっともな回答をします。
私もそう思っていました。
ただ
少女は違うんだと言います
一つのものを作るのにどれだけの労力と人の関わりがあるか考えたことがあるか?と問うのです。パソコンを例にとってもそれぞれの部品一つ一つ作っている人がいます。もちろん機械化しているものもありますが、どちらにしても管理している人がいるわけです。
要するに彼女は
『関わってくれているすべての人に感謝をしてこちらがお金を払っている。いうなれば、感謝に対して代金を渡している』と言っているんです
バスにしても『運んでくれてありがとう』
飲食店でも『おいしいごはんを提供してくれてありがとう』
スーパーでも『食材を用意してくれて、買いやすくしてくれてありがとう』
なんとなくでいいのでわかると思います。
じゃあ自分がお金を稼ぐ時も全く同じだよねってことです
普通にアルバイトをして時給1000円だとしましょう
感謝=ありがとう
ありがとうを時給でもらうわけなんですよね
1000ありがとう
10時間働いたとしたら??
10000ありがとう
これも当たり前ですよね
次が一番大切なところになります
『時間じゃなくて、もっと人からありがとうを集められるか』
一時間で10000ありがとうをもらえるか
そういう発想が重要になるんです。
なかなか面白いですよね
普通の人より10倍ありがとうを貰うってなかなか大変だと思います。
それがビジネスである
私はすごく心に残っています
それ以外にも
- 魅力あふれる人間になる
- 手段を目的にするな
- できないという先入観をすてる
など様々なことが書いてあります。どれもこれからの人生を考えていく上で本当に重要なことばっかりです。
死というゴールはみんな一緒なので、そこまでの過程が人それぞれ違うということですね。
過程は毎日の積み重ねですね。
今日死んでもいいように毎日できること一つ一つから始めていきましょう
読み進めていくと、主人公と少女の関係と話の展開に目が離せないです。
涙もろい私は職場で読んでいました。朝の掃除のときに
『なんか今日落ち込んでいませんか?』
と言われました。
いえ
『とても感動することがあったんです』
とは言えませんでした
『??』って感じでしたね(笑)
心が温かくなりました。ぜひ皆さんも読んでみてくださいね。
たま太郎のまとめ
- いつ死ぬかわからん
- みんなに感謝しよう
- 感謝をお金に変えている
- たま太郎は涙もろい