オルタネート 加藤シゲアキ

ジャケ買いではねーからな

  

 

今回は嫁が読んだ本をご紹介させていただきます。

 

以下嫁です

 

こんにちは。

今日も2021年本屋大賞ノミネート作品を紹介します。 

 

『オルタネート』

著者:加藤シゲアキ 

アイドルグループNEWSのメンバーで、幅広い分野で活躍する加藤シゲアキさんの最新作です。

 

私は芸能活動している方の小説は読んだことがなく、今回が初めてでした。

 

失礼ながら本職の方と比べてどうなのかなーと思いつつ読み始めましたが、まったく遜色なく、かなり面白かったです。

 

色々な知識も散りばめられており、奥深い作品だと思いました。 

『オルタネート』というのは、高校生限定マッチングアプリの名前で、作品内では高校生にとっての必須アイテムになっています。

 

主人公は3人で、章ごとに場面が変わっていきます。

3人の主人公の話の感想を簡単に書いていきます。

・調理部の蓉

いるると読みます。

オルタネートは作品のメインですが、彼女はオルタネートをやっていません。

 

やらない理由は読み進めて明らかになっていきます。

 

調理部では部長で、「ワンポーション」という高校生料理対決での優勝を目指して努力しています。

 

料理の話はなじみのあるものから、知らなかった知識もかかれています。料理の話は楽しく、彼女の真面目さに感心したり、交友関係にも感動したりで、私は3人の話の中で1番好きでした。

・オルタネート信者の凪津

高校1年生です。作中でオルタネートに遺伝子情報や個人の趣味、指向の情報を送ることで、相性のいい相手をマッチングさせるサービスができます。

 

彼女はそれを利用し自分の運命の相手を探し出そうとします。

1番オルタネートというアプリが良く出てきます。

少し近未来的であり、それでいて人の感情もよくえがかれているお話だと思いました。

・バンドマンの尚志

彼は高校を中退をしており、オルタネートは使えません。

 

けど、かつてのバンド仲間の一人に会おうと自分の足で探しに行きます。

 

高校生ではないため、シェアハウスに入ったりバイトしたりで生計をたて、ドラムを続けています。

 

色々卑屈なところもありましたが、たくましさには感心しました。

24章に分かれており、ほぼ上記の蓉→凪津→尚志の順番で繰り返されます。

 

1章ごとは短く、場面もかわって新鮮味がありつつ、つながりもあるので、楽しく読めました。

おまけ

NEWSの加藤さんの活躍は前からテレビで見たり曲で聞いたりしていましたが、小説も面白くてすごく多才な方だと思いました。

執筆活動は2012年からしていて、俳優やアイドルを主人公とした作品も多いみたいです。

今回の作品は高校生が主人公ですが、現役高校生も、少し離れた年齢の人でも共感する部分はあると思います。

短編集も出しているみたいなので、次はそれを読んでみたいと思いました。

 

 

 

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感想(22件)

たま太郎嫁のまとめ

  • 高校生らしい
  • 誰でも読める
  • 加藤シゲアキはイケメン
  • 本屋大賞ノミネート
  • 近未来

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