今年の本屋大賞候補だわ
みなさんこんばんは。
理学療法士のたま太郎です。
今回は久しぶりに
脳天を突き破るような
心に突き刺さるような
そんなお話がありました。
ご紹介させていただきます。
さっそく参ります。
この本は短編ので
約70ページくらいで読み終わるお話が6つあります。
ひとつひとつが本当にうまくできています。
全く意味がわからない入りの物語もありますが
ものすごく心を打つお話が多いです。
この著者さんは
「めちゃくちゃ細い幸せ」を書く天才だと思います。
映画とかになるハッピーエンドもありません。でも、日常にある小さな幸せと
等身大の背伸びしないお話
すごく魅力的でした。
さっそく
いくつか、紹介しましょうか
ネタバレにならない程度に踏み込んでいきます。
- ネオンテトラ
- ピクニック
- 花うた
最初のお話は
ネオンテトラ
不妊治療に悩む女性のお話です。
不妊治療に悩む女性がコンビニで暇つぶししている学生とお話をしていくという感じです
「おい、たま太郎。ふざけてんの?どこが面白いんだよ」
というひともいるかもしれません。
そんな方には私から一言
「いいから黙って読め」
そんな突き放した言い方はよくないので、
「どういう経験をしたらこんなお話とこんな結末が書けるの?」という感じです。
全く誰もが予想してない展開になります。
めちゃくちゃ細い中で幸せがあります。
人によっては
「え?これって幸せなの?」って思う人もいるかもしれません。
私は言います。
わかりません。
みなさんが決めてください。
2つめのお話は
ピクニック
小さい赤ちゃんと、その母と祖母が出てきます。
この物語の
「話し手」
が最重要になります。
みなさん、推測して読んでみてほしいです。
あえて言います。
絶対に当たりません
2つめのお話は人が死にます
花うた
3つ目のお話は
「犯罪者本人と犯罪者に兄を殺された妹が手紙でやり取りをするお話」です。
お互いに手紙のやり取りをそのまま小説にしています。
最初意味が全くわからないですが
物語が段々と歪んでいきます
ものすごく歪んでいきます。
私はこの物語が一番好きでした。
「周りと比べたら自分は不幸」
と思っている人には読んでみてほしいです。
「誰からみたら不幸で、誰かからみたら幸せな人生です」
でも
「自分から見た自分ってわかりませんよね。見えませんもん」
色々な
「許す」
があります。
みなさんは
「許すことで許されるのは自分だということがわかりますか?」
この本は
- パートナーとうまくいってない
- 親子関係うまくいってない
- 友人関係うまくいってない
- 職場関係でうまくいってない
そんな人にオススメです。
是非全部読んでみてほしいですが、私のオススメだけでも是非読んでみてほしいです!
本の紹介はめちゃくちゃ楽しいです!
たま太郎のまとめ
- 本屋大賞有力候補
- どんな人生してたらこんな本が書けるか
- たま太郎の心を撃つ作品
- 細い幸せ
- みんなが幸せであり不幸である
- 悩んでる人にオススメ