歴史から見て産業革命以降格差を減らすことができる力は世界大戦しかなかった
その結果、資本主義だった世界は共産主義や社会主義に変わっていった。
それはそれで、悪夢の始まりだった
ピケティ②です。
はやり、幼い子どもたち(8〜10歳)が労働者として食い物にされている資本主義の考え方が1850年前後で
批判を受けていたそうです。
やはり、資本主義といえばこの人という
マルクス
も資本主義経済の論理矛盾に気づいていたのかもしれません。
今となってはわかりませんが、彼は色々資本主義に関わる本を出していましたが、全て書き終える前になくなりました。
そんなマルクスも資本主義の終焉を説いています
「一部の少数者に資本が蓄積して集中してしまう」
これによって、労働者が団結し、反乱を起こす
と考えられていました。
日本ではあまり信じられませんが、世界に目を向けてみると
反乱って結構あるようです。
でも、共産主義などの
私的所有権が廃止された中で人々は本当に
幸せな生活を送ることができるのだろうか
とマルクスは考えました。
とっても、難しいお話ですよね。
そもそも、昔1800〜1950年くらいまでさ
格差はあったけど、そこまで正しい統計が取れていなかったから、貧富の差はそこまでよくわかっていなかった
貧富の差を統計でしっかり捉えていこうと最初に動いた方々は本当に骨が折れる作業だったと思います。
とても、大変な途方も無い労力ですよね。
その結果を踏まえて、
第一次世界大戦後
世界では1914年以降
累進課税制度が導入されるようになりました
ほら、給料が高くなったら税金が高くなるってやつですよ!!
さらに驚きなのが
それまで世界では
自分の給与について、ほとんど意識していない人が多数だったそうです
そもそも、法人税も財産税もなんにもない世界なので当たり前といえば当たり前ですよね。
今の世の中を生きている人にとってはとてもびっくりしますよね!!
この統計が導入されてとんでもない変化が起こりました。
1914年は
上位10%の人が全体の富の50%を保有していたのに
30年後のデータでは
上位10%の人たちは全体の富の30〜35%しか保有していなかったとのことです。
下がったんです
明らかに、格差低下していったんです
ただ、理由は
世界恐慌と第二次世界大戦
お勉強している人ならわかりますよね。(笑)
偶然という
ここでも、やはり貧富の差を解消できるのは世界大戦しかないということになりますね!
わたしは、戦争は反対ですからね!
平和主義!!!
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