みなさんこんにちは
脳神経外科病院で理学療法士をしております
たま太郎です。
今回は
夜空に浮かぶ欠けた月たち
著者 窪美澄
こちらは本から引用しております
東京の片隅、小さな二階建ての一軒家。庭に季節のハーブが植えられているここは、精神科医の夫・旬とカウンセラーの妻・さおりが営む「椎木(しいのき)メンタルクリニック」。キラキラした同級生に馴染めず学校に行けなくなってしまった女子大生、忘れっぽくて約束や締め切りを守れず苦しむサラリーマン、いつも重たい恋愛しかできない女性会社員、不妊治療を経て授かった娘をかわいいと思えない母親……。夫妻はさまざまな悩みを持つ患者にそっと寄り添い、支えていく。だが、夫妻にもある悲しい過去があって……
今回はこの本のご紹介をしていきたいと思います。
価格:1,870円 |
この本はメンタルクリニックで働く夫婦が様々な患者さんの診療をしていくおはなしです。
このお話でも患者さんとして多いのが
うつ病です。
うつ病って名前は聞いたことあるけど、
あんまり詳しくないかなって人のためにうつ病の簡単な説明をしていきます。
うつ病は、一般的には気分の落ち込みや興味や喜びの欠如などを特徴とする精神障害です。
この状態が持続し、日常生活に支障をきたすような重症度になる場合、
うつ病と診断されることがあります。
主なうつ病の症状には、以下のようなものがあります:
気分の落ち込みや憂鬱感: 常に悲しい気分であるか、興味や喜びを感じにくくなることがあります。
エネルギーの低下: 活動や日常生活の中でのエネルギーが不足し、疲労感や倦怠感が続きます。
集中力の低下: 仕事や学業、日常の活動に集中することが難しくなります。
自己評価の低下: 自分自身を否定的に見る傾向があり、罪悪感や価値観の喪失感を感じることがあります。
睡眠の変化: 睡眠の障害が起こることがあります。一部の人は眠りすぎる一方、一部の人は眠れなくなることがあります。
食欲の変化: 食欲が低下したり、逆に増加したりすることがあります。
身体的症状: 頭痛や胃痛、不定愁訴などの身体的な不快感が現れることがあります。
うつ病の原因は単一ではなく、生物学的な要因、心理社会的な要因、遺伝的な要因などが関与していると考えられています。
また、ストレスやトラウマ、生活の変化、薬物の副作用などもうつ病の発症に関連する要素として考えられます。
うつ病の治療には薬物療法と心理療法が一般的に使用されます。
こんな感じがうつ病のざっくりとした説明になります。
なんだか、お勉強みたいな感じになってしまいましたが、なにか一つ学びがあればと思います。
さて、この本では
学校に行けない
仕事に行けない
産後鬱
挫折
さまざまな症状が出てきます。
時に投薬でまずは
眠れるように
する場合や
カウンセリングといって、臨床心理士とお話をする場合もあります。
この本で特に印象的だったのが
患者さんの視点
精神科医の視点
臨床心心理士の視点
心が疲れてしまった人の周りの視点
など、さまざまな視点で物語が展開していきます。
お話の内容としては、感情が入りすぎてしまって
少し、可愛そうだな
と思ってしまうことや
なかなか理解できないこと
『ああ、こういうふうに受け取ってしまう場合もあるのか、自分も話し方や声掛けにきをつけないとな』
と思うことがありました。
こんな方にオススメ
- 仕事に行くのが疲れてしまっているひと
- 身内に心が疲れている人がいるひと
- 心の疲れについて知りたいひと
- 精神的な分野について勉強したいひと
- 前向きになれる本が読みたいひと
どうしても心が疲れてしまうと、普通の生活を送るまでに時間がかかります。
もし、心が疲れている人を見かけたときに、
どんな言葉でもいいので
ひとこと
優しい声をかけたくなるそんな本でした。
ぜひ皆さんも読んでみてくださいね
価格:1,870円 |