みなさんこんにちは
能神経外科専門病院で理学療法士をしております
たま太郎です。
読書に積極的で色々な本を読んでいます
みなさんは最近読んだ本でおすすめの本などはありますか??
私は仕事に関わる本であり、なおかつ人生における価値観の一つとしてこの本をご紹介します。
星を掬う
著者 町田その子
そうなんです
町田さんといえば私の好きな本が多いです
- チョコレートグラミー
- ぎょらん
- くじら
- うつくしヶ丘
- 夜明けのはざま
隠語みたいで申し訳ありませんが
それぞれの本もご紹介していきたいのですが、まあそれはまたの機会で
共通するのが、人間の死、いじめ、幸不幸など人生で一度は経験をすること
人の感情が揺さぶられるそんなお話が多くとても私は好きです。
星を掬うだけはタイトルになってしまっているのですが、それは、私自身も婆さんが認知症で
私の実の父がとても苦労していました。今考えると少し、そんなこともあったかなと思えるかもしれませんが、
結構みんなが精神的に一杯一杯でした。そうなんです
在宅介護であり
アルツハイマー型認知症
それは、医学書や理学療法の教科書に載っている生やさしいものではなく、現実的に続く終わりのない苦痛だったのではと思います。
私のような専門家、母も看護師、弟も看護師、私の嫁は薬剤師など医療者が多い中でも、なかなか施設に入れるということに
抵抗を持つという人も多いと思います。
そんな方達にもそうじゃない人たちにもおすすめなのが、星を掬う。
私の心に残っている話は
認知症の方は全部がわからなくなるというわけではなく、頭の中にあるたくさんの星を掬って思い出して、そして忘れて、忘れたのではなくて、思い出せないだけ
という言葉がとても心に残っています。
私が理学療法士をやっていると現場では
認知症だから言ってもわからない
など安易に言う方もいます。
私は絶対そういうことは言いません。全てのことを覚えているわけではないけど、気持ちの悪い不快なこと、逆に気分の良い明るいことなどは、その人のイメージとして記憶することができると認知症の本にも書いてあります。
必ずどんな方でも覚えることができることもあります。
そういう気持ちで接するか、接しないかで結果が変わってきます。
そんな優しい一言がかけられる人間になっていきたいなあと思います。
認知症の方の関わり方みなさんも読書を通じてもう一度勉強してみませんか
価格:1760円 |