直木賞作品いってみましょう
こんな方におすすめ
- 家族の関わりの本を読みたい方
- 直木賞作品を読んでみたい方
- 一度にまとまった時間をとれない方
- のんびりゆっくり読み進めたい方
- 読書自体がまだ経験浅くなかなか時間がかかり、少しずつしか読めない方
直木賞作品というのは 読書の経験が無い方でも 楽しめる
こんにちは。
今回は、
たま太郎ではなく、
嫁の読んだお話を嫁にまとめてもらっております！！
薬剤師の嫁さんです！
今日は第１５５回直木賞を受賞した作品を紹介します。
『海の見える理髪店』
著者：萩原浩
６章の短編からなっている作品です。
どれも家族がテーマになっています。
よくある実はつながってたり、第一章に出た人物がまた出てきたり、、というのはなく、それぞれ独立しています。
それぞれどんな始まりかと言うと、
・理髪店のおじいさんのところに若者がやってくる
・疎遠になっていた母親に４０代くらいの娘が会いに行く
・母親が乳児を抱えてメールだけ夫に送り急遽里帰りする
・母とともに親戚の家に住んでいる小学生が家出をする
・５０代くらいの男性が父親の遺品である時計を持って時計修理店を訪ねる
・喪失感を抱えた夫婦が、前に進むためにある行動を起こす
といった感じです。
私は里帰りする話が一番面白かったです。
とは言っても嫁は里帰り一回もしてないけどな
語りが軽快で、里帰り先での状況もなかなかユニークに書かれていて、それでいて不思議さや温かさもあります。
あとは乳児の描写はこの主人公も大変そうではあるけど、やっぱりかわいいですね
。
一点、正直な気持ちを言うと、短編は今回のような独立したタイプよりも、それぞれつながっていたり、視点が戻る展開が好きだなあと思いました。
が、短編てそもそも独立タイプの方が主流でしたね。
主人公が年齢も職業、立場もバラバラなので各章で語り方が全然違います、新鮮な気持ちで読めるかと思います。
みなさんもぜひ読んでみてくださいね！
 | 価格:638円 |
嫁のまとめ
- 前述した各章のお話のはじまりに少しでも興味がある方は是非
- 短編集が好きな方には是非
- 嫁は短編はあまり好きじゃないそうだ
