皆さんこんばんは。たま太郎です。理学療法士をしている10年目の管理職です。
職場は脳血管障害専門病院で超急性期、急性期、回復期から在宅まで幅広い機能があります。
私の趣味は将棋を指すこと(アマチュア三段)読書をすること(月に最低でも10冊)
今まで2000冊以上の本を読んできました。
理学療法士の皆さんに臨床場面や患者様とのコミュニケーションなど様々な場面で有益な『本』を紹介させていただいております。
いい本との出会いのお手伝いをさせていただきたいと思います。
今日は寒かったですね。今日は職場で部下から相談を受けました。
その部下は管理職なんですが、色々と真剣に聞いてくれました。
細かいところまでよく真剣に考えてくれているなと感心していたのですが、
相談者は以前から悩みがあったそうです
もう少し管理業務より患者さんの臨床やったほうがいいんですかね
ということだったのですが、
私は答えを出しました
『理由さえ明確であればどっちでもいい。自分がやりたい方でお願いします。』
こうしてください。ああしてください。と言えば終わりなんですが、全体を見ながら自分で自分の仕事を調整し、周囲を管理できるようになってほしいのであえて自分で考えてもらいました。
その結果が楽しみです・・・・。。
さて、世の中には考えても答えが出ないことも多いです。
例えば
なんで人は生きるのか
自分は何になりたいのか
どういう人生を歩みたいのか
自由度が高ければ高いほど、考えてもぐーるぐるになるんです。
そんな悩める皆さんに紹介したい本があります。
『考えすぎない生き方』著者:深澤真紀
この方は『草食男子』の名付け親らしいです(笑)
うちにもいますね、イケメンの草食系の男子
さてさっそく本の紹介をしていきます。
多少私の解釈もあるので参考にしてもらえたらなと思います。
皆さんは自分のことを『歯車』だと思ったことはありますか???
私は胸を張って言えます
『私はもちろん歯車です!』
なんだかよく
『社会の歯車になるな!』とかいう人いませんか???
歯車でいいんです。
ただ、その歯車の大きさや回る速度がそれぞれ違うのと、どの歯車とつながっているかが大事なんだと、この本には書いてあります。
私は同じ大きさの歯車でも、しっかり油が差してあり、錆びていない歯車であることが大事だと思っています。
細部が重要なんだと思います。
この本は歯車になってもいいし、また、一人で生きていくことはできないので、歯車じゃないと主張している人も、やっぱり歯車であると言っています。人類皆歯車ってことですかね(笑)
『人生の出来事にそれほど深い意味はない』
と著者は言っています。
私もそう思います。
笑っちゃうくらいの失敗や、人には言えないような経験、社会的に笑えないような失敗、挫折した経験
様々なことがありますよね、
でもそれはその時は『死ぬほどつらい経験』になるんですね
私も何回かありました。
入職当時のきっつい指導を受けて本当に
そこまでしてこんな仕事やってらんないわ・・・・・
って思うこともありました。
何年後かして、その厳しい人に感謝できるようになったとき
当時のことは忘れて笑って話せるように少しなれました。
今でもあれはやりすぎだと思っていますけどね(笑)
職場が変わり、そこでのやり方や考え方が違って
『こんなん、患者さんのためになってない、やめる!』
と騒いでみんなを巻き込んだこともありました。
もちろん、その職場からは私はいなくなりました。
今でもその職場の方々と会うことは極まれにありますが、
気まずいですが、
こうやって笑って話せるようになっているのは
その当時は考えられませんでした。
ものすごく苦痛でしたね。
ということで、
ひとつの出来事にそこまで深い意味はないんですよ。
今つらいことがある方も少しずついい方向に向かっていくんじゃないかと思います。
最後に私が非常に心に残ったところを説明させてください。
よく、学会発表や緊張する場面、大会などで、『楽しんでこい』という人がいると思いますが、言うほど楽しめませんよね(笑)
つらいことや、しんどいことまで楽しめと言うけど、そんな単純なものじゃない。
『神様は越えられない試練しか与えない』とかいう人もいませんか??
でも
実際にすべての困難を乗り越えられる人って本当に少ないし、もしかしたらいないかもしれません。自分で乗り越えるより、周囲に助けてもらってなんとか切り抜けるっていうほうが正しいですね
私も非常に共感できます。今までつらい場面では周囲の人に助けられてここまで来ました。
職場でも育児休暇を三か月ももらったりそれ以外にもわがままを言わせてもらっていました。
迷惑をかけない人なんていませんし、お互い助け合って切り抜けていくって考えは私はすごく好きです。
それ以外にも
・自分の過去を笑い話にしよう
・最高、最低だけでなく中間を作ろう
・努力や苦労をしても、だれでも必ず成功するわけではない
・『非常識な人だな』と思わず嫌なところも相手の『癖』として考えよう
など、独特の切り口で解説してくれます。
皆さんの小さな悩みから大きな悩みまで対応した非常に良い本だと思います。
みなさんもよろしければ一度読んでみてくださいね。