みなさんこんにちは
脳神経外科病院で理学療法士をしております
たま太郎です。
今回は
ノワール・レヴナント
という本をご紹介します。
著者は
六人の嘘つきな大学生
で有名な
浅倉秋成さん
なかなか、有名な方です。
ジャンルとしてはいわゆる
ミステリー小説と言ったところでしょうか
やや変わっているところがありまして
不思議な能力を持った高校生が4名登場します
- 本の背表紙をなぞると本の内容が頭に入る
- 人の背中を見るとその日の幸福度が見える
- 朝に予言を5つ聞く
- あらゆるものを壊すことができる
なんというか、全く一貫性が無い能力なんですが
その能力が深く物語に関わってきます。
内容に入ってしまうとネタバレになってしまいますので、この辺にしておきますが
この本は読書に対する愛がとてつもなく語られています
有名な方の名言がたくさん物語に登場したり
読書をすることで、いかに自分が成長できるかが書かれています。
それ以外にも
私が興味深く感じたのは
クラシック音楽についても触れられています
ただ、私の場合はクラシックには極めて疎いため
物語を深く理解するために、登場する楽曲はすべて聞きました
文芸も音楽も突き詰めてけば同じなんだなぁと思いました。
ちなみに、私が一番名言としてよかったのは
『涙は人が作る最も小さな海である』
とても、心に響きました。
ノワール・レヴナント(1) (角川文庫) [ 浅倉 秋成 ] 価格:1,320円 |