人の話の聞き方

皆さんこんばんは。たま太郎です。理学療法士をしている10年目の管理職です。

職場は脳血管障害専門病院で超急性期、急性期、回復期から在宅まで幅広い機能があります。

私の趣味は将棋を指すこと(アマチュア三段)

読書をすること(月に最低でも10冊)

今まで2000冊以上の本を読んできました。
理学療法士の皆さんに臨床場面や患者様とのコミュニケーションなど様々な場面で有益な『本』を紹介させていただいております。

一般の方や学生の方でもわかりやすい内容になっています。ぜひご覧ください。
皆さんにいい本との出会いがありますように。。

さて、社会人の方々も多いと思います。うちの病院にも新人が多く入職してくれています。うれしい事ですね!

新人さんというのはなんでも吸収します。

私たちの仕事の仕方を常に見ています。要するに私たちがモデルになっています。人の話を聞くということは重要で、その聞き方が新人の方々の模範となるように気をつけていく必要がありますね。

今日は話を聞くポイントのお話を少しさせていただきたいと思います。

1. 相手の目を何度か見る

2. 話している人の方向を向く

3. メモを取る

4. 積極的に質問をする

5. 繰り返す

6. 頭の中でまとめながら聞く

7. 関係ない話を行い、本人にとって特に引っかかるところを探す

8. 相手のモチベーションが上がるしぐさを見逃さない

9. 相手の思っていることをこちらから言語化する

1. 相手の目を何度か見る

ずっと相手の目を見て話しを聞く人や、まったく人の顔を観ないで話を聞く人もいますね。。

わたしとして、気を付けいていることは『同意』『。がつくとき』『相手の表情の変化が在りそうなとき』『本題に入っているとき』など目を見るようにしています。

目を見ることで相手の反応をみることができますし何より聞いている合図を送ることができます。

基本的には相手の反応をみることが目的なのと、相手の話を聞いていますよということがつたわる。アイコンタクトは重要だということはわかっているかもしれませんが、苦手な人も多いのではないでしょうか。

2.話しているひとの方向を向く

話している人の方向を向かないということは、その人に対する誠意が感じられませんね。自分がそっぽを向きながら話をされるとそれだけで少し残念な気持ちになってしまいます。

後ろから声をかけられたときそのまま話をされるより、振り向いて話すほうが相手からの情報が多いですしね。情報量といっても、表情や仕草がそれにあたりますね。それで、相手にもこちらの情報も相手に伝わります

。コツとしては体幹、足先、顔の3点が向いていることが望ましいと思います。正面に立つ必要はないと思いますが、その3点を向けることで、話を聞いているという姿勢が伝わることと同時に、自分自身も話を聞くトリガーになりますね。

部下や後輩の話を聞くときにはとくに気を付けて聞いてみてほしいと思います。

3.メモをとる

私は『メモの魔力』という本を読むことがあり、重要性を理解することができたと思っています。

そもそもなんでメモに目が留まったのかは私の上司が話の肝で必ずメモを取っていたからなんです。

私としてはメモを取って聞いてもらうだけで、話を真剣に聞いてもらっているという気持ちになります。

『うん、うん』と聞いてくれるのもうれしいですが、メモを取ってくれた方が真剣に聞いてくれている感じが伝わってきます。

聞いてもらう姿勢はもちろんですが、人は話を忘れてしまうので忘れないという意味でもメモを積極的にとる姿勢が大切です。私もあるんですが、『あれ、さっきなんて言ってたっけ??』など忘れてしまうんです。

新人や社会人一年目は積極的にメモを取って勉強してほしいと思います。

患者さんの話を聞くときには許可をとってメモを取ってみてください。心の距離も近づいていくと思います。

4.積極的に質問をする

新人教育やそれ以外の時でも『何か質問はありませんか??』と言われることはあるんじゃないでしょうか。

その際に日本人は積極的に質問をする人がいないと思います。学会とかによく行く人であまり質問をしない人も多いと思います。

話半分で聞いていないようない人はそもそも質問ができなかったり、まったく見当違いの質問をしたりする人もいると思います。

それでは話している相手に失礼ですね。

できれば、何かありますかと聞かれたときには『~がわかりません』でもなんでも構わないので、一つでも質問できればいいと思います。

質問によって、聞いている側の理解度もわかるんです。積極的におもってもらえますし、さらに自分の理解度も指導者に伝わって両得です!

5.繰り返す

新人や部下は話がまとまっていないのに相談にくる場合が多いです。そもそも、自分で答えが出ている場合は相談にいきませんよね。。

聞く側が話を繰り返してあげると話ながらまとまってくることがあります。

相談といっても話を聞いてほしいだけの場合や、まったくまとまっていない場合、全然わからないけど何とかしてほしい場合など様々な相談が来ると思います。

後輩や部下の話を聞く場合には、『まとまっていない』『要点は??』などを言わないように誘導してあげることが望ましいと思います。思っていることを全部話してもらうことが大切ですね。

6.頭の中でまとめながら聞く5でも話をした通り、話がまとまっていない人も多いと思います。こちらがまとめてあげて、適切な質問をしてあげる必要があります。

適切な質問をしてあげれば、話しているほうが自分から問題解決の方法を生み出すことができます。

こちらは話を聞いてあげるだけで相手は解決してしまうというのすごいことですが、答えがない問題であったり、その人なりに答えがすでに出ている場合もあるので、そこはもう少し考えていく必要があるのではないかと思います。

7.関係ない話をして相手が引っかかっている点を探す

積極的に雑談をすると遠回りをしているという気になる人もいるかもしれませんが、関係ない話が最重要の場合もあります。

いかがだったでしょうか??皆さんは部下や後輩または新人の話を聞くときにしっかりと聞く姿勢を作れていますか??

まだまだだと感じている人は是非明日からでも『聞く姿勢』について意識してみてくださいね。

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