魔法のレポート

皆さんこんばんは。たま太郎です。理学療法士をしている10年目の管理職です。

職場は脳血管障害専門病院で超急性期、急性期、回復期から在宅まで幅広い機能があります。

私の趣味は将棋を指すこと(アマチュア三段)

読書をすること(月に最低でも10冊)

今まで2000冊以上の本を読んできました。
理学療法士の皆さんに臨床場面や患者様とのコミュニケーションなど様々な場面で有益な『本』を紹介させていただいております。

一般の方や学生の方でもわかりやすい内容になっています。ぜひご覧ください。
皆さんにいい本との出会いがありますように。。

皆さんは理学療法士の方ですか?それともサラリーマンや一般職の方ですか??

色々だと思いますが、

本日は管理職の役割と管理職のとの関わりについてお話していきたいと思います。

どのお仕事でも『教育』というものは必要だと言われています。

常に学ぶ必要があり、良いものを提供していきたいという気持ちからなのかもしれませんね。

私は部下にものを教えるときには少し変わったことをします。

そもそもあまり現場に出ない私なのですが、臨床を代わりに行って気づいたことは必ず担当に伝えるようにしています。

その際いくつかの手順を踏みます

1.カルテに細かく書く

2.朝一番でフィードバックする

3.こちらの説明がうまくいかなかったときやあまり納得していないようなときは魔法のレポート用紙3枚に重点をまとめ、必要な文献を調べ必要な個所を教える

ということです。

やりすぎかもしれませんが、割と好評なんです

魔法のレポートというのは

1.自分の朝のフィードバックで不十分な部分や説明がうまくいっていなかった部分を謝罪する

2.代行した患者さんの問題点を『私は~じゃないかなと思っています』と可能性の限り羅列する

3.担当セラピストの治療内容や臨床、患者さんとの関わりで非常に良いところをとことんほめる

4.臨床以外の人間性、理学療法士以外の点もほめる

5.『2』で示した問題点に関する参考文献や参考書を紹介し、印刷できるものは印刷し、できないものは付箋をページごとに貼っていく

6.明日から実際に臨床場面で取り入れた方がいいことを記載する

7.いつでもなんでも聞いてくださいと添える

8.最後に日々の中で声掛けをしてわからないことやできないことを自分から聞きに来るようなことがあったらそれ自体をほめる『自分から指導を受けに来るなんて、積極的でこちらも身が引き締まる。そういう姿勢はすごく皆の見本になる』など

レポートはできれば即日に渡すことが大切です。

どうでしょうか??なかなか意識的に部下をほめることってできませんし、そこまではしている人は少ないんじゃないでしょうか。そもそもなんで私がこの方法を行っているかというと

『褒め活』著者:堀内勇希

私の中で印象に残った内容を説明します。

『すでにできているだろうということでほめる』

例えば新しく管理職になる人がいます。その部下は元気はあるんですが、なかなか人に指示を出して何かをやらせることが苦手なんです。その時に上司はどのように声をかけるか

『自分でやらないで部下にやらせる方がいいんじゃないか』

『元気はあるけど、管理職としてはそれではダメ』

『自分でやっても周りが成長しないから』

など言ってもなかなか成長できませんし、モチベーションがあがりませんよね。なにより、本人も『できていないことを知っている』んです。

私はそういう人には

『部下に仕事を少しづつ任せてみても大丈夫じゃないかな??もうしているとは思うけどね。元気のいい〇〇さんからお願いされればみんな喜んで引き受けてくれると思うよ』感じですね

うまく言えているかわかりませんが、ここでも一つ褒めつつ言ってみるといいかなと思います。

このやり方はいろいろうまく使えると思います。

能力はあるのに自信のない部下が、一歩踏み出せないときに使えます

『実習生教えてみない??新人指導にも丁寧に指導してくれているし、私も信頼して仕事を任せられる。お願いできないかな?』というと

「なにを教えていいかわからないんです。。。」

という人もいます

といっていて、そういう謙虚な子は真面目だったり、丁寧だったりしますね。

ただ、少し他者に指導する苦手だったりするんですね。

そこでたたみかけるように褒めます

実例を通じて『患者さんとのコミュニケーションやリハビリの目標やゴール設定、カルテを見ているけど、どれもしっかり考えられていて、その考え方は学生に伝えてあげてほしい。仕事も丁寧だし、書類関連も抜けがなく他のセラピストの模範になっているよ。新しく勉強するというより、〇〇さんの良さを生かして、自分の得意なことだけ教えてあげてほしいな』

実際に実習生をみているときにも必ず目を配ってフォローは必要ですが、問題や悩みは必ずしも『おんぶにだっこ』というよりは、持てるものは自分でもってみる方がいいのではないかとおもいます。

これは一例ですが他にも

『質問を聞いてきただけでほめる』

『プライベートを語る』

『相手が悪くてもほめる』

など、とことんほめていく内容になっています。

是非皆さんも褒めて褒めて

言葉だけではなく『働きやすい職場』を作ってみてください。


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA