ページ数が多い本を読もう

皆さんこんばんは。たま太郎です。理学療法士をしている10年目の管理職です。

職場は脳血管障害専門病院で超急性期、急性期、回復期から在宅まで幅広い機能があります。

私の趣味は将棋を指すこと(アマチュア三段)

読書をすること(月に最低でも10冊)

今まで2000冊以上の本を読んできました。
理学療法士の皆さんに臨床場面や患者様とのコミュニケーションなど様々な場面で有益な『本』を紹介させていただいております。

一般の方や学生の方でもわかりやすい内容になっています。ぜひご覧ください。
皆さんにいい本との出会いがありますように。。

さて、理学療法士国家試験から一週間以上たちましたね。就職まであと1か月ほどですが、試験を終えた方はどのようにお過ごしでしょうか??

一昨年までだったら、卒業旅行に行く人が多かったでしょうが、今の時代は難しいですよね。もし時間の使い方に迷っていたら、私は長編小説をすすめたいと思います。

働いてからも通勤時間や、就寝前、休日など読書をする時間はもちろん取れます。ですが、先が気になる長編小説を丸一日や2,3日かけて集中して読める時間はなかなか取れません。

今回紹介する本は私が社会人5年目の時に読んだのですが、夢中になり通勤中の電車で乗り過ごしそうになったり、就寝前に読んでて、先がすごく気になるけど次の日が早いから泣く泣く切り上げたりしてました。

もちろん面白い本なので、試験を終えた学生さんだけでなく、社会人の方にもおすすめしたいです。

今回は長編小説2冊の紹介となります。

『白夜行』 著者:東野圭吾

タイトルはかなり有名ですね。東野圭吾さんはよく読むのですが、その中でも2番目くらいに好きです。860ページと文庫本の中ではかなり分厚いほうだと思いますが、それを感じさせないくらい夢中になり飽きることなく読めます。

もともとは月刊小説誌に載っていた連載ものを、長編に構成して単行本で出したそうです。

とある殺人事件の被害者の息子、亮司と、容疑者の娘、雪穂がそれぞれ別の道を歩むが、その後起こる様々な事件に、2人の関与が見え隠れする、、という紹介文になっています。

物語は何章かに分かれ、それぞれ主人公以外の第三者の視点で物語がすすみます。例えば学生時代だと、亮司の同級生が視点の章と、雪穂の同級生が視点の章があります。この小説のすごいところは、主人公たち以外の人物の視点で物語が進んでいくところだと思います。主人公たちの視点ではないのに、主人公たちに何が起きているかといった想像がたくさんできます。章ごとに視点となる人物が違うため、そこで描かれる人物もそれぞれ個性とリアリティがあり面白いです。

一度読み始めると、章の区切りまでは読み終えたくなります。ひとつの章が終わっても、次々に読みたくなります。

今日紹介するもう一冊は『幻夜』 著者:東野圭吾


物語のはじまりは、1995年、阪神淡路大震災の混乱の中、衝動的に殺人を犯してしまった男と、それを目撃した女が手を組む。舞台は東京にうつり、愛する女の成功のために、男はどんな悪事でも協力していく、というような紹介文になっています。

こちらは一作品としても面白いですが、白夜行の後に読むと、より楽しめるようになっています。白夜行だけ読んだことがある方は、ぜひ幻夜も読んでほしいです。786ページとかなり長いですが、長さを感じないくらい次々読めます。もとは週刊誌に載っていた連載ものだったそうです。

こちらは第三者視点ではなく主に、主人公の男の視点で話が進みます。白夜行と書かれ方は違いますが、ミステリー要素、人間模様の面白さは同じです。主人公が女のために悪事を働くたび、どんどん後に引き返せなくなっていくところが緊迫感があります。

ぜひ2冊とも読んでみてくださいね。

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