マジモンはガチできついらしい
みなさん、はじめまして脳神経外科病院で理学療法士をしています。
たま太郎です（33歳）
さて、いつだかか、うつ病について書いてみたと思いますが、それの後編になります。
読んでない人は前編からお願いしますね！
私も
「うつ症状」の柔らかい感じの雰囲気を味わいましたが、そんな中
本当のうつはめちゃくちゃきついんだよって話からさせていただこうかなと思いました。
みなさんも、うつ病を知っていただけたらと思いますが、医療関係者の方々
自分の対応が本当にうつ病の方を理解してやってるんでしょうか
綺麗に
「はいっ！」
と言える方はそこまでいないんです。
大切なことを言います。
精神疾患の方がリハビリをしてあまり効果がないときに、
「精神科医で見てもらったほうがいい」
いう方いますよね。
それって
「リハビリが進まないから」
ではないんですよね。
「適切な治療をしないと絶対に治らない」から
というのがひとつの答えになります。
うつ病の辛さがみなさん少しでもわかっていただけたらいいなって思います。
さっそくいってみましょう！！
今日のもくじ
- なんで精神科医が必要なの？
- 重い鬱になるとどうなるの？
- うつの予後はどうなの？
- 本の中での名言
なんで精神科医が必要なの？
うつ病になんで精神科医が必要だか一言で言える人はいますか？
この本はそれを一言で教えてくれます。
精神科医が必要な理由
それは
「患者が自殺しないため」
非常にシンプルですね。
治すためと色々あると思いますが、私はこの答えには納得ができます。
死にたくなってしまうんですよね。
それもふいにくるんです。
「毎日死にたい」
とか思うんじゃなくてふいに
「あ、飛び込もう」
とか思ってしまうらしいんです。
それをコントロールするのはとてつとなく難しい
突発的に思わないようにすることなんかできません。
しかも一回の失敗で絶命です。
こんな理不尽な病気ありませんよね。。
なので、医師の仕事は患者が死なないようにするためなんです。
重いうつ病になるとどうなるの？
重いうつ病になると
みなさんが思っているよりも１０倍くらいつらいと記載がありました。
布団から出るまでに30分以上かかることもあるそうです。
そんな経験はさすがにないなぁ。。
自分が思っているよりも相当辛いということだけはわかります。
あと、みなさんがよく思っていることですが
「うつ病は何もやりたくなくなる」
という理解もあるかと思いますが違うんです
正しくは
「何もできなくなる」
らしいのです。
言葉の上のお話ではありません。
外食にもいけなくなる
詰将棋もめちゃくちゃ簡単なやつも考えられなくなる。
そんなこともすべてできなくなるんです。
みなさんも少しずつですが、理解してもらえると嬉しいんです。
そして、うつ病の人は
宗教とかに勧誘されやすくなるそうです。
弱っている人に漬け込んでくるような人が世の中にはたくさんいるそうです。
そういう抵抗力みたいなものも落ちてきちゃうそうです。
うつの予後はどうなの？
うつ病の予後については医学的根拠とかはいったんおいておいてほしいですが、
この本には
「死ななければ絶対によくなる」
とされています。
これは失礼かもしれませんが
死ぬまでうつ病のまま
だと思っていた私の認識は改めないといけません。
これだけ知れただけでも本当に勉強になりました。
死ななければよくなる
救いが残されているということですね。
そして、経過ですが一言で
「人による」
というところですが
「とっても時間がかかる」
というわけです。
何もしないで休むことの大切さが本当によくわかります。
何もしないということが一番の治療になります。
本の中での名言
うつ病というのはいくら知識が周知されても、つらさはなった本人にしかわからない
うつ病は心の病気と言われているけど本当は脳の病気
うつ病は辛い病気だが死ななければ必ず治る病気
みなさんもひとつうつ病に関して理解を深めてみてほしいです。
たま太郎のまとめ
- たま太郎は全く重度ではなかった
- うつ病は脳の病気
- 頑張れとか言われてもなんとも思わない
- ふいに死にたくなり行動にすぐに移してします
- 本人にしか辛さがわからない
- 休みを取ることが一番の治療
- 死ななければ必ず治る病気
